
Giovanni Bellini · PD
ペーザロの祭壇画
作品情報
ストーリー
1471年ごろ、ジョヴァンニ・ベッリーニはアドリア海に面した港町ペーザロのサン・フランチェスコ聖堂のためにこの祭壇画を描いた。中央では、キリストが広い大理石の玉座に母とともに座り、その頭に冠を授ける。左右に立つのは聖パウロ、聖ペテロ、聖ヒエロニムス、聖フランチェスコの四人だ。いちばん面白いのは玉座の背もたれで、ベッリーニはそこを窓のように開き、本物の風景をのぞかせている。城壁と塔をめぐらせた丘の上の城で、多くの研究者は近くのグラダーラ城だと考えている。この頃のベッリーニはピエロ・デラ・フランチェスカの澄んだ幾何学をよく見ており、空間の静けさにそれがうかがえる。その開口の奥、金地の向こうに、今もマルケの野が見える。




