
Nikolai Ge · PD
ペテルゴフで皇太子アレクセイ・ペトロヴィチを尋問するピョートル大帝
作品情報
ストーリー
叫びも処刑もなく、机をはさんで二人が向き合うだけだ。ピョートル大帝が息子の皇太子アレクセイを見つめ、二人のあいだの床には投げ捨てられた書状が落ちている。1718年、皇太子は国外へ逃れたが連れ戻され、反逆の疑いで尋問を受け、まもなくペトロパヴロフスク要塞で世を去った。ニコライ・ゲが描いたのは出来事そのものより、国をつくり変える父と、それに逆らう子という二つの意志のぶつかり合いである。ゲは当時の肖像や衣装を調べ、ペテルゴフのモンプレジール宮にあった皇帝の書斎に合わせて室内を再現した。この絵はパーヴェル・トレチャコフが、1871年の第一回移動展の目玉になる前に買い取っている。
