パエトーン

John Singer Sargent · PD

パエトーン


作品情報

技法
油彩・キャンバス
種類
絵画

ストーリー

オウィディウスの『変身物語』で、パエトンが手綱を失うのは、星座のあいだの高い空でのことです。父である太陽神の馬車を走らせていると、馬たちは御者が違うことにとうに気づいて決まった道をそれ、そこへ彼は、曲がった毒針から黒い毒をしたたらせるサソリを目にします。恐怖のあまり、彼は手綱を放してしまいます。暴走した馬車は地上を燃え上がらせ、ユピテルは世界を救うため、雷で少年を撃ち落としました。サージェントはこの墜落を、直径およそ三メートルの円形のカンヴァスに描きました。美術館の正面階段の脇の天井に向けたもので、1925年に取り付けられています。空には星の代わりに黄道十二宮のしるしが並び、そこにはサソリの姿もあります。パエトンは馬車もろとも円の中を落ちてゆき、その髪は炎に変わり、背後に煙の尾を引いています。

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