
Carlo Crivelli · PD
聖人たちの多翼祭壇画
作品情報
ストーリー
1473年、ヴェネツィア出身の画家カルロ・クリヴェッリは、故郷の潟から遠く離れたマルケ地方でこの多翼祭壇画に署名しました。注文したのはアスコリ・ピチェーノの司教プロスペロ・カッファレッリで、サンテミディオ大聖堂のために描かれています。以来500年あまり、作品は一度もそこを離れず、今も当初の額縁に収まったままです。クリヴェッリの祭壇画のうち、木枠まで含めて完全なかたちで残るのは二点だけで、これはそのひとつです。フィレンツェがすでに一枚板の祭壇画へ移っていくなか、クリヴェッリは古いゴシック様式の金地と十の区画を守り、輪郭の鋭い聖人たちと豪奢な布地でそこを埋めています。中央の板には、今もラテン語の署名が読み取れます。OPVS KAROLI CRIVELLI VENETI。




