
Rembrandt · PD
家族の肖像
作品情報
ストーリー
レンブラントがこの家族を描いたのは、その生涯の最後の一、二年、1668年ごろで、彼らが誰なのかは今もわからない。母と子どもたちが燃えるような赤をまとい、身を寄せ合って座っている。絵具はきわめて自由に置かれ、近づくと袖や手は粗い筆致にほどけ、数歩下がってはじめて布地へと落ち着く。これは終わりに近づいたレンブラントだ。時代遅れとされ、財産を失い、愛する者たちを見送りながら、それでもかつてないほど大らかに、やさしく描いていた。この絵は何世紀もブラウンシュヴァイクにあり、アントン・ウルリッヒ公爵美術館の至宝となっている。ヨーロッパでも最も古い公立美術館のひとつで、すでに18世紀にはそのコレクションを人々に公開していた。




