
女性画家の肖像
作品情報
ストーリー
パラティーナでの修復が分けたのは、もとからあったものと、後から足されたものだった。画面を横切る銘、LAVINIA FONTANA DE ZAPPIS FACIEBAT MDLXXIX も、手にしたパレットも筆も、いずれもずっと後の別人の仕事だと判明した。それまでこの板絵は、自分の工房を構えたボローニャの画家ラヴィニア・フォンターナの自画像として通っていた。足された年記の1579という数字も板絵に合わない。美術館はこの絵を1560年から1570年ごろに置き、ハプスブルク家の宮廷で働いたネーデルラントの肖像画家アントニス・モルの手法を身につけた画家に与えている。描かれた女性が誰かは決まっていない。刺繍のある、腰を細く絞った衣装をまとい、真珠を身につけている。