
フランシスコ会修道士の肖像(かつてサヴォナローラとされた)
作品情報
ストーリー
1498年5月、フィレンツェとその支配者たちの奢侈を激しく糾弾したドミニコ会士ジローラモ・サヴォナローラが、町の中央広場で絞首され、火刑に処された。この肖像は長いあいだ、その彼を描いたものと考えられてきた。しかし美術館は修道服に注目する。それは聖フランチェスコの修道会、フランシスコ会のものであり、フィレンツェの説教師ではありえない。
修道士は殉教のしるしである棕櫚の枝を手にしている。枝に巻かれたリボンには詩篇の一節「iustus ut palma florebit」、正しい者は棕櫚のように栄える、と記されている。彼の前の本には小さな紙片が留められ、モレットの署名と1524年の年記がある。ただ文字はひどく擦り切れていて、それ以上のことは何もわからない。描かれた男の名前さえも。この絵は、ヴェローナのジュリオ・ポンペイのコレクションから美術館に入った。




