毛皮をまとった紳士の肖像

Paolo Veronese · PD

毛皮をまとった紳士の肖像


作品情報

制作年
1558
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
140 × 107 cm

ストーリー

1550年代のヴェネツィアで、パオロ・ヴェロネーゼは名を上げはじめたばかりの若い画家だった。この街では肖像画は、顔と同じくらい布地と身分を語るものだった。名を伝えないこの紳士は、毛皮で裏打ちされた重い上着に身を包んでこちらを向いている。それは、着る者の地位をひと目で告げる高価な衣装だった。毛皮、襞、静かに置かれた手を、ヴェロネーゼは軽やかに描き出す。その巧みさはやがて、ドージェの宮殿の広間からバルバロ家のために壁画を描いた別荘まで、街でもっとも重い仕事を彼に運んでくることになる。描かれた人物が誰なのかは何世紀も論じられてきたが、いまも分かっていない。

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