
Albrecht Dürer · PD
若い男性の肖像
作品情報
ストーリー
デューラーがこの小さな板絵を描いたのは1500年。正面からこちらを見据え、ほとんどキリスト像のように自分を描いた有名な自画像と同じ年で、2点とも今はミュンヘンの同じ美術館にある。美術館自身、この若者があの自画像の隣では存在感を保ちにくいことを率直に認めている。高さ30センチに満たないシナノキの板に、近い距離から静かに描かれた習作のような肖像で、モデルが誰なのかはわかっていない。その代わり、来歴はかなり古くまでたどれる。1616年にはすでに、デューラーの故郷ニュルンベルクのプラウン・コレクションに記録されている。商人一族の美術収集室で、およそ2世紀にわたってまとまったまま保たれた。1809年、バイエルン王太子ルートヴィヒがニュルンベルクの画商フラウエンホルツから買い取った。




