若い男の肖像

若い男の肖像


作品情報

アーティスト
ロレンツォ・ロット
制作年
1506
技法
油彩

ストーリー

この小さな板絵がメディチ家の収集品に入ったとき、誰もがラファエロの作品を手に入れたと信じていた。1675年の目録にもそう記され、その名は1910年まで消えなかった。研究者がようやくロレンツォ・ロットの手を見分けたのである。なぜ思い違いがこれほど続いたのか。若者は画面いっぱいに引き寄せられ、首のすぐ下で断ち切られ、大きく見開いた、どこか不安げな目でこちらを見つめる。この張りつめた、落ち着かない近さは、むしろ北方絵画のものだ。1505年から1507年ごろ、アルブレヒト・デューラーはヴェネツィアで制作し、その版画はイタリア中に出回っていた。まだ三十歳前のロットは、正確な細部と内面の緊張を求めるドイツ的な気質を吸収し、それを高さわずか29センチの一つの顔に注ぎ込んだ。

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