
Rogier van der Weyden · PD
翼状頭巾の若い女の肖像
作品情報
ストーリー
15世紀のネーデルラントは、ヨーロッパで肖像画が独立した絵画として花開いた土地だった。ロヒール・ファン・デル・ウェイデンは、その第一人者の一人である。この若い女性は、翼を思わせる白い麻の頭巾をかぶり、暗い背景の前で胸の前に手を組む。金や豪華な装身具はほとんどなく、視線はわずかに伏せられている。画家は美化を控え、生身の一人の女の落ち着いた存在感をそのまま写し取った。ぴんと張った頭巾の白と、きめ細かな肌の質感が、簡素な画面のなかで際立っている。




