
若い女性の肖像
作品情報
ストーリー
1768年、オラニエ公ウィレム5世は、ハーグの収集家ホーフェルト・ファン・スリンゲラントの絵画コレクションを、競売で散逸する前にそっくり買い取った。この肖像画もその中にあった。ルーベンスとその工房による、若い女性を描いた二枚の板絵のうちの一枚である。長いあいだ二枚はルーベンスの二人の妻とされ、こちらは1609年にアントウェルペンで彼と結婚したイザベラ・ブラントだと考えられてきた。所蔵するマウリッツハイス美術館は現在、モデルが誰かはわからないとしている。
板の裏には、アントウェルペンの板材職人ミヒール・フリーントの焼き印がある。つまりこの板は、ルーベンスが仕事をしていた町で用意されたものだ。美術館は制作を1620年代としている。
絵はハーグのウィレム5世ギャラリーに掛かっている。公が1774年に来訪者に公開した絵画ギャラリーである。

