
Édouard Manet · PD
アントナン・プルーストの肖像
作品情報
ストーリー
パリのロラン中学校で机を並べた二人の少年のうち、一人は画家になり、もう一人は新聞記者から政治家になった。1881年、美術大臣の椅子に数か月だけ座ったアントナン・プルーストは、その職権で旧友マネにレジオン・ドヌール勲章を与えさせている。この肖像はそれよりずっと前、1855年の作である。マネは23歳、トマ・クチュールの画室にまだ通い、師と絵の描き方をめぐって言い争っていた。画室を出るのは翌年になる。長くプルーストを描いたものとされてきたが、近年の研究では名前のうしろに疑問符が付き、「男の肖像」として発表されることもある。縦56センチ余りの小さな画面に、頭部がひとつ収まっているだけの絵である。




