
Titian · PD
ラウラ・ディアンティの肖像
作品情報
ストーリー
ラウラ・ディアンティは、フェラーラ公アルフォンソ1世・デステの愛人であり、のちに秘密の妻となったとも言われる。ティツィアーノがその頃仕えていたのが、この宮廷であった。この肖像は、身元の分かるヨーロッパ人が若いアフリカ人の小姓を伴って描かれた、現存最古の例としてしばしば挙げられる。彼女は濃い青の衣をまとい、少年の肩に手を置き、少年は主人である彼女を見上げている。この仕草は偶然ではない。小姓はここで宮廷の奢侈と身分の証しとして現れ、ティツィアーノ以後、この型はヨーロッパの肖像画に幾世紀も繰り返されていく。本作はアルフォンソ自身の肖像の対として描かれ、いまはスイスの個人蔵にある。




