
Rembrandt · PD
マリア・トリップの肖像
作品情報
ストーリー
この絵の女性が誰なのかは、長いあいだ分からなかった。数百年ものあいだ、ただ「若い女性の肖像」として伝えられてきたのである。20世紀に入り、研究者イサベラ・ファン・エーヘンが二つの家系をたどって、描かれているのはマリア・トリップだろうと突き止めた。1639年当時、20歳ほど。アムステルダムでも指折りの富豪の娘だった。レンブラントは彼女に、繊細なレースの襟、揃いのブローチとイヤリング、そして数えきれないほどの真珠を着けさせている。今もこの板絵は、ある一族の財団の所有のまま、美術館に長く貸し出されている。




