
Sailko · CC-BY-3.0
オクターヴ・ラカンの肖像
作品情報
ストーリー
パリのシャン・ド・マルス通り、エッフェル塔から数ブロックの場所に、カラーの花を彫り込んだファサードの建物があります。1900年ごろ、私立学校の校舎として建てたのが、建築家オクターヴ・ラカンでした。ファサードと玄関ホールは現在、歴史的記念物として保護されています。この肖像を所蔵するサンパウロ美術館は、パリ東郊のトランブレー競馬場を設計した人物としても彼を紹介しています。トゥールーズ=ロートレックがラカンを描いたのは1901年。暗い色のスーツで座るラカンの背後には、よろい戸の窓が見えます。左上には画家の名と年、そしてモデルの名が書き込まれています。美術館のカタログは、短い筆触を並べて組み立てた顔の描き方を、同じころのセザンヌの試みになぞらえています。この絵が美術館に寄贈されたのは1952年、開館から五年後のことでした。




