
Amedeo Modigliani · PD
ポール・ギヨームの肖像
作品情報
ストーリー
1915年のパリ。戦争が街の半分を前線へ連れ去り、美術市場はほとんど止まっていた。買い手のほとんどいないモディリアーニが、ちょうど自分の画商になった男を描く。ポール・ギヨームはまだ二十三歳。前の年に詩人マックス・ジャコブが引き合わせていた。帽子をかぶり、暗い色のスーツを着た端正な姿が赤い背景に浮かび、正面をまっすぐ見つめて、自信にあふれている。画家は下の隅に二語を記した。「Novo Pilota」、新しい水先案内人という意味だ。現代美術に賭ける者がまだ少なかった時代、モディリアーニはこの若者をそう見ていた。ギヨームはまた、パリでいち早くアフリカ彫刻を集めた一人でもある。今日この肖像はパリのオランジュリー美術館にあり、画商自身が築いた蒐集のなかに掛かっている。




