
Francisco Goya · PD
サンタ・クルス侯爵夫人の肖像
作品情報
ストーリー
1805年、ゴヤはマドリードの上流社会に生きた一人、サンタ・クルス侯爵夫人を描いた。彼女はオスーナ公爵夫妻の娘で、この一家はゴヤにとって長年の大切な後援者だった。侯爵夫人は寝椅子に身を横たえ、葡萄の葉を髪に飾り、竪琴を胸に抱えている。音楽の女神になぞらえた装いである。古代風の優美なこの肖像が描かれた三年後、スペインはナポレオンの軍に踏みにじられ、ゴヤ自身も戦争の惨禍を版画に刻んでいく。この絵は20世紀に国外へ持ち出されかけ、長い争いの末、1986年にプラド美術館の所蔵となった。




