トゥッキアに扮したヴィットーリア・デッラ・ローヴェレの肖像

トゥッキアに扮したヴィットーリア・デッラ・ローヴェレの肖像


作品情報

制作年
1637
技法
カンヴァスに油彩
寸法
101 × 80 cm

ストーリー

トゥッキアは古代ローマのウェスタの巫女で、貞潔の誓いを破ったと告発された。女神ウェスタに証しを求め、ティベリス川に降り、ふるいで汲んだ水を神殿まで運んで一滴もこぼさなかった。プリニウスがこの話を書き留め、ペトラルカは『凱旋』の「貞潔の凱旋」にトゥッキアを置いた。やがてふるいは、宮廷の肖像で女性が手にできる持物になる。イングランドのエリザベス1世も1580年代に何度かその姿で描かせている。ツェーリ目録はこの絵を1634年から1640年のあいだに置く。その中ほどの1637年、ヴィットーリア・デッラ・ローヴェレと大公フェルディナンド2世の婚礼が公に祝われた。12歳のときに内々に結ばれた婚姻から三年後のことである。ここでの彼女は15歳ほど、髪を解き、背後には開けた空がある。手はふるいに置かれている。彼女が誰を演じているかを告げる画中唯一の品だ。

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