
Vincent van Gogh · PD
郵便配達人ジョゼフ・ルーラン
作品情報
ストーリー
1888年8月のアルル。青い制服の上着をまとい、「Postes(郵便)」と記された帽子をかぶった男は、街をまわる配達人ではなく、駅で郵便をさばく職員ジョゼフ・ルーランだった。1841年生まれ、豊かな髭をたくわえていた。南フランスに移ったばかりのゴッホは彼と親しくなり、ソクラテスにたとえている。これはゴッホが描いた最初の肖像で、平らな背景の前に座り、ほかに何の飾りもない。数か月後、画家が耳を切る事件を起こしたとき、そばに付き添い、入院を助けたのもルーランだった。彼が腰かけた籐の椅子は、いまアムステルダムのファン・ゴッホ美術館にある。だが本人はボストンに残った。




