アンドレアス・ヴェサリウスと伝わる肖像

アンドレアス・ヴェサリウスと伝わる肖像


作品情報

アーティスト
ティツィアーノ工房
制作年
1545
技法
カンヴァスに油彩
寸法
130 × 98 cm

ストーリー

1543年、28歳の解剖学者アンドレアス・ヴェサリウスはバーゼルで『ファブリカ』を刊行し、ガレノス以来の人体像を解剖台の上から書き換えた。図版の木版はヴェネツィアで彫られ、ヴァザーリ以来、その下絵はティツィアーノの工房と結び付けて語られてきた。

この肖像も1545年ごろのヴェネツィアの工房の仕事とされる。黒い服の髭の男が誰なのかは確定していない。美術館の札は人物名のうしろに疑問符を付け、作者をティツィアーノ工房と記す。かつてはティツィアーノ本人の作とされたが、その見方は退けられた。イタリアの国の目録はヤコポ・バッサーノやジョヴァン・バッティスタ・マガンツァ、ベルガモやヴェネツィアの画家たちの名も挙げ、2003年のパラティーナ美術館のカタログはティツィアーノのごく近い周辺に置いている。

ヴェサリウス自身は1544年にパドヴァの教職を離れ、皇帝カール5世の侍医になっていた。この絵はピッティ宮殿のなかを移り歩き、1937年から火星の間に掛かっている。

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