
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
オルフェーヴル河岸とサン=ミシェル橋
作品情報
ストーリー
コローがパリそのものを描いた油彩は、いまのところ五点ほどしか知られていない。1833年のこの一枚はその一つで、紙に描いてから画布に貼りつけてある。シテ島の南岸、ケ・デ・ゾルフェーヴルからサン=ミシェル橋までが画面に収まり、奥にノートルダムとオテル=デューが見える。川べりの建物にはモルグも混じっている。身元のわからない遺体を並べて公開する施設で、当時のパリの人々は見物に立ち寄った。手前の橋は1855年に架け替えが決まり、1857年の夏に壊されている。いまサン=ミシェル橋と呼ばれているのは、その翌年に開いた別の橋である。




