
ハーレムのラムセス
作品情報
ストーリー
中央のパネルでは、王が低い卓に置かれた盤上遊戯を前に頬杖をつき、その向かいで裸の若い女性がひざまずいています。左では女たちが楽器を奏で、右では踊り子が薄紅色のヴェールをひるがえし、中央の上には翼を広げた日輪が掲げられています。ルコント・デュ・ヌイは1886年、この三連画の中央部分をパリの画廊で「婦人部屋のファラオ」という漠然とした題で初めて見せました。同じ1886年、カイロではフランスのエジプト学者ガストン・マスペロが、エジプトの君主である副王の前でラムセス2世のミイラの包帯を解いています。翌1887年のサロンでは、題名はすでに「ハーレムのラムセス」になっていました。その後、ブリュッセルのシャルル・ド・ポーの所蔵などを経て、2015年秋にパリのサザビーズでオルセー美術館が購入しました。
