
Wassily Kandinsky · PD
ラパロ - 湾
作品情報
ストーリー
1906年の初め、イタリアのリヴィエラ海岸にあるラパッロで、カンディンスキーは入り江を前にしてこの小さな絵を描きました。支持体は縦24センチ、横33センチほどの厚紙です。筆はほとんど使わず、パレットナイフで絵具をほぼ混ぜないまま置いているので、ひと塗りごとの厚みがそのまま残っています。いちばんよく分かるのは水面で、緑の岬と、その上の明るい家並みが、青やピンク、黄色の帯になって崩れていきます。この頃、彼はドイツの画家ガブリエーレ・ミュンターと一緒に各地を旅していました。ミュンターはコダックのロールフィルム・カメラをいつも持ち歩き、チュニスでもラパッロでもパリでも、二人は油彩のスケッチや素描と並んで写真も持ち帰りました。




