饗宴図のある赤像式キュリクス

饗宴図のある赤像式キュリクス


作品情報

アーティスト
鳥かごの画家
制作年
-485
技法
粘土、赤の加彩をともなうアッティカ赤像式キュリクス
種類
陶器
寸法
9 × 31 cm

ストーリー

この杯の内側の底では、冠をかぶった裸の若者が、蔦の飾りのついたクラテールに水差しを差し入れ、もう一方の手に持つ杯を満たそうとしている。飲む人には、酒が減るにつれて彼の姿が現れてきたはずだ。ルーヴルはこの若者をコマスト、つまり浮かれ騒ぐ宴の仲間と呼んでいる。外側では、その酒宴そのものが続いている。片面では、刺繍のあるクッションにもたれた髭の男が深い杯を手に歌い、その両側に若者が二人いて、一人はアウロスという二本管の笛を吹き、背景には笛の袋が掛かっている。もう片面では、別の髭の男が二人の仲間とともに酒を飲み、壁には籠が吊るされている。

人物のそばには赤で描き足した文字が添えられている。アテネの人々がよく杯に書いた、はやし言葉の類である。杯は紀元前490年から480年ごろにアテネで作られ、イタリアへ渡った。脚の裏に刻まれた印は、ルーヴルのエトルリア語・イタリア諸語碑文の目録に収められている。1861年、カンパーナ侯爵のコレクションとともに美術館に入った。片面は欠損があり、補われて一部が描き直されている。

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