
Briton Rivière · PD
レクイエスカット
作品情報
ストーリー
ブリトン・リヴィエールは、犬を、とりわけ犬の忠実さを描いてヴィクトリア朝の英国で名を成した画家である。1888年、彼はその主題をもっとも重い一点にまで突き詰めた。寝台の上に、甲冑をまとった中世の騎士が横たわり、胸には木の葉の環が置かれている。すでに息絶えているのだ。かたわらでは一匹の猟犬が番をし、主人の動かない顔から目を離さない。ラテン語の題名は、死者の安息を祈る言葉である。甲冑を描くにあたってリヴィエールは、カンタベリー大聖堂にある黒太子エドワードの墓像を覆う甲冑を写した。14世紀の英国王位継承者である。