エジプト逃避途上の休息

Titian · PD

エジプト逃避途上の休息


作品情報

アーティスト
ティツィアーノ
制作年
1512
技法
油彩
種類
絵画
寸法
46.5 × 64 cm

ストーリー

1510年ごろ、ティツィアーノはまだ二十歳そこそこで、ジョルジョーネや老ジョヴァンニ・ベリーニの影を負いながらヴェネツィアで描いていた。板に描かれたこの《エジプト逃避途上の休息》は、その若い時期の作である。マリアの姿勢に目をとめてほしい。半ば身をひねって風景のなかに寄りかかるその仕草に、当時ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井に描いていた人物像の記憶がにじむ。天井が公開されたのは1512年だった。その後、この絵は波乱の運命をたどる。1809年にナポレオン軍がウィーンから持ち去り、やがてイングランドのロングリート邸に渡った。1995年にそこから盗まれ、七年後、ロンドンのバス停に置かれたビニール袋の中から見つかった。

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