
エジプトへの逃避途上の休息
作品情報
ストーリー
1626年、すでに60歳を過ぎていたジェンティレスキは、国王チャールズ1世の寵臣バッキンガム公に招かれてロンドンに移りました。イングランドでの最初の数年間、公爵は彼のいちばんの後援者でした。この絵もバッキンガム公のコレクションにあったものです。
描かれているのは、ヘロデ王から逃れる旅の途中で休む聖家族です。ヨセフは疲れ果てて眠り込み、マリアは崩れかけたれんがの壁の前で地面に座り、幼子に乳を含ませています。ジェンティレスキはこの構図を何度も描いており、ほかの作例がルーヴル美術館、バーミンガム、ロサンゼルスのゲティ美術館にあります。
バッキンガム公は1628年に暗殺され、内戦さなかの1648年、そのコレクションは国外に売られました。この絵は1685年までにプラハの皇帝コレクションに入っています。左下には「HORATIVS GENTILESHVS FECIT」の署名があります。




