
Giovanni Fattori · PD
ローマの荷車
作品情報
ストーリー
事件は何も起きていない。ローマ郊外の道端に荷車が止まっているだけで、夏の光が強い。ジョヴァンニ・ファットーリは1872年から1873年頃のローマ滞在からこの小さな画面を持ち帰った。ローマが新しいイタリア王国の首都になって間もない頃である。画面は21センチ×31センチしかない。ファットーリはマッキアイオーリの一人で、光と影の広い斑、マッキアで絵を組み立てる描き方から、この呼び名がついた。統一戦争を身近に見た世代で、大きな戦闘画も多く残している。ピッティ宮の近代美術館では、その戦闘画と同じ並びにこの道端が掛かっている。




