
Camille Pissarro · PD
ヴェルサイユへの道、ロカンクール
作品情報
ストーリー
1871年の7月、ピサロは戦争を避けて滞在していたロンドンからルーヴシエンヌの家に戻り、すぐに近隣の道を描きはじめます。ここに見えるのはヴェルサイユ手前の農村ロカンクールを通る街道で、彼が翌年4月にこの家を離れるまでに描いた70点以上の周辺風景の一枚です。同じヴェルサイユ街道を扱った作品は20点あまりあります。画面では上りの傾斜が強められ、道はどこまでも続くように見えます。そこへ並木の影が低く横切り、路面はいっそう広く感じられます。近づいて見ると、その路面は色味の違う短い筆触を隣り合わせに置いたもので、とくに劇的でもない昼の光をそのままとらえています。




