
Francisco de Zurbarán · PD
聖フランシスコ
作品情報
ストーリー
1823年の春、フランス軍がピレネーを越えてスペインに入りました。国王フェルナンド七世に絶対的な権力を取り戻させるためです。当時マドリードにいた英国公使はウィリアム・ア・コートでした。彼は同じ年、このマドリードで聖フランチェスコの絵を手に入れ、ウィルトシャーの屋敷ヘイツベリー・ハウスへ持ち帰ります。絵はその後百年、子孫の手もとにありました。高さは二メートルを少し超え、修道服の聖人がひとり立っているだけの画面で、ボストン美術館は1640年代の初めに描かれたものとしています。スルバランは色を抑え、構図をほとんど空にして、横からの硬い光で人物を照らしています。1926年4月、マーガレット・ヘイツベリー夫人の死後、屋敷で開かれた売り立てで、ロット番号1358として21ポンドで売られました。1930年代に画商のもとで再び姿を現し、1938年、ボストン美術館がルツェルンの商会から買い取っています。




