
アッシジの聖フランチェスコ
作品情報
ストーリー
画面の右下に青い文字で「276. T」と記されている。Tはトリニダー美術館の印である。1830年代、スペイン政府は国内の修道院のほとんどを廃止し、そこから出てきた絵をマドリードの新しい美術館、トリニダーに集めた。その館は1872年にプラドへ吸収された。この画布もその道筋をたどっている。もとはマドリードのクララ会修道院ラ・サルタシオン、通称コンスタンティノプラに掛かっていた。制作年について美術館は17世紀としか言わず、作者の欄も「リベーラに帰属」で止まる。フランチェスコは半身像で、褐色の修道服をまとい、腰には結び目のある紐と小さな十字架、両手を開いて外へ向け、聖痕が見えるようにしている。視線は斜め上に向く。傍らの棚には髑髏とロザリオが置かれている。




