
Antonello da Messina · PD
書斎の聖ヒエロニムス
作品情報
ストーリー
聖ヒエロニムスが、明るい書斎で静かに書物に向かっています。手前には孔雀や銅の器が置かれ、右奥の暗がりには、彼の伝説につきものの獅子がひそんでいます。描いたのは、シチリア島出身のアントネッロ・ダ・メッシーナ。1470年代のイタリアで、彼はネーデルラントの画家が得意とした油彩の技を人一倍わがものにしていました。器の照り返しや衣のひだをここまで細やかに描き分けたため、16世紀の目利きマルカントニオ・ミキエルはこれを見て、フランドルのヤン・ファン・エイクの作だと思い込んだほどです。板は縦45センチほどの小ぶりなもので、今はロンドンのナショナル・ギャラリーにあります。




