悔悟する聖ヒエロニムス

Jl FilpoC · CC-BY-SA-4.0

悔悟する聖ヒエロニムス


作品情報

アーティスト
ティツィアーノ
制作年
1575
技法
油彩、キャンバス
種類
絵画
寸法
177 × 184 cm

ストーリー

ティツィアーノがこの絵を描いたのは1575年ごろ、すでに85歳前後で、ヴェネツィアで世を去るわずか一年前のことでした。注文主はスペイン王フェリペ2世、彼の最大の庇護者で、エル・エスコリアルにはこの画家の作品がまとめて収められています。聖ヒエロニムスは荒野に退いて苦行を続けています。胸を打つための石を握り、木の枝に立てかけた十字架を見つめ、右下には獅子が伏せています。何より驚かされるのは絵肌そのものです。色はほとんど単色に近く、ごくわずかに変化する土色ばかりで、ところどころ老巨匠の緩い筆づかいの下から下地の生地がのぞいています。ただ一つ強い色は聖人の赤い衣で、それが空にひらいた小さな光の裂け目にもう一度あらわれます。

こんなアートをどこでも。家でも館内でも。まもなく。