
Attributed to Pietro Perugino · PD
悔悛する聖ヒエロニムス
作品情報
ストーリー
この板絵は高さ30センチほどしかありません。教会の奥から眺めるのではなく、手元に近づけて見るための絵です。描かれているのは、4世紀に聖書をラテン語に訳した学者、聖ヒエロニムス。荒野で悔悛する姿は、1500年ごろ個人の祈りの主題として好まれました。ペルジーノと工房はこの構図を何度も描いています。大きさもさまざまで、助手の手がどれほど入ったかも作品ごとに違います。ですから一枚ごとに、どこまでが彼自身の筆なのかが問題になります。美術館はこの一枚を「ペルジーノに帰属」とし、筆づかいの細やかさを本人の手の証しとしています。ハプスブルク家に入ったのは早く、1663年にはインスブルックからアンブラスへ移されました。町を見下ろすこの城に、チロルの大公たちは名高いコレクションを収めていたのです。




