悔悛するマグダラのマリアとその生涯の8場面

悔悛するマグダラのマリアとその生涯の8場面


作品情報

制作年
1282
技法
板にテンペラ、金地
種類
絵画
寸法
180 × 91 cm

ストーリー

マグダラのマリアが手にする巻物には、見る者に向けたラテン語の言葉が書かれています。罪を重ねてきた者たちよ、絶望するな、わたしにならって神のもとへ立ち返れ、という意味です。1280年から1285年頃に描かれたこの板絵は、フィレンツェのある教会で、聖職者の場と信徒の場を分ける仕切り壁の上に置かれていたと考えられています。言葉は、まさに呼びかけられている罪人たちのほうを向いていたわけです。周りの八つの小場面は、中世フィレンツェの人々が知っていた彼女の物語を語ります。兄弟ラザロの蘇生、マルセイユでの説教、天使に養われる姿、そして葬儀などです。名前の伝わらない「マグダラのマリアの画家」は、こうした小場面でこそ最も生き生きとしています。中央の彼女は足首まで届く髪に覆われ、その髪は細い茶色の線で一筋ずつ描かれています。

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