
聖ペトロ
作品情報
ストーリー
1725年ごろ、枢機卿ポンペオ・アルドロヴァンディが、ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂にあるグリッフォーニ家の礼拝堂を当世風に改めようとしました。そこに250年ほど立っていた祭壇画は解体され、板は一枚の絵ほどの大きさに切り詰められて、ばらばらに売られていきます。この聖ペテロは主要部の左に立っていた板でした。1893年、出所を見抜いた美術史家の助言でボローニャの収集家が購入し、1934年にはロベルト・ロンギが、ミラノとロンドンとワシントンに散った板がもともと同じ枠に収まっていたことを紙の上で組み立て直しました。今では16点が九つの美術館で確認されており、2020年には数か月だけボローニャで再び並びました。ペテロは大きな鍵を握りしめずに持ち、もう一本を紐で腰のあたりに下げています。


