
聖アカティウス、聖クリストフォロス、聖レオナルドゥス
作品情報
ストーリー
伝説によれば、アカキオスはローマの軍団長で、配下の兵士たちとともにキリスト教に改宗し、茨で打たれたのち、アララト山で兵士たちと一緒に磔にされた。1520年ごろ、この画家は彼に茨の枝を持たせ、細かなひだのある上着に白い羽根をたっぷり飾った帽子という、当時の裕福な男の身なりで描いている。この1万人の殉教者には有力な崇敬者がいた。ザクセン選帝侯フリードリヒ賢明公は彼らの聖遺物を集め、1508年にデューラーに殉教の場面を描かせた。その絵は今、ウィーンの美術史美術館にある。中央ではクリストフォロスが木の幹を杖にして浅い水を渡り、肩の上の幼子イエスは彼の髪をひと房つかんでいる。黒っぽい修道服のレオナルドゥスは鎖を手にしている。この板はもともと祭壇翼の外側で、内側に描かれていた靴屋の工房の場面は、のちに板を厚みの方向に挽き分けて切り離された。
