
聖ファビアヌスと聖セバスティアヌス
作品情報
ストーリー
画面下の両隅に、黒い頭巾をかぶったごく小さな人物が二人ひざまずいています。手にしているのは、一部の信心会が自らを鞭打つのに使った道具です。二人はおそらく、この絵を注文したシエナの兄弟会の会員だったのでしょう。彼らが祈る聖人たちはペストから守ってくれると信じられ、祝日も1月20日で同じです。教皇ファビアヌスは三重冠をかぶって本を持ち、セバスティアヌスは全身を矢に射抜かれています。この板絵は両面に描かれ、行列で担がれていた可能性もあります。後に、ある修復家がこの絵に大きく手を加えました。殉教者に新しい腕を描き足し、手足を太くし、何本かの矢を塗りつぶしたのです。エックス線調査でそれが明らかになり、ナショナル・ギャラリーの洗浄で後の加筆が取り除かれました。その経緯は1978年、同館の技術紀要で報告されています。
