
Peter Paul Rubens · PD
サムソンとデリラ
作品情報
ストーリー
ルーベンスがこれを描いた1609年ごろ、彼はイタリアで過ごした8年の修業を終え、故郷アントウェルペンに戻ったばかりだった。旧約聖書の力自慢サムソンが、恋人デリラの膝で深く眠り込んでいる。その怪力の源である長い髪を、老いた理髪師がいままさに鋏で切り落とそうとしている。戸口には、彼を捕らえようと待ち構えるペリシテ人の兵士たちがのぞく。蝋燭の光が肌を赤く照らし出す劇的な明暗は、彼がイタリアで見たカラヴァッジョの絵から学んだものだ。この作品は、アントウェルペン市長でルーベンスの友人でもあったニコラース・ロコックスの邸宅のために描かれた。




