
Peter Paul Rubens, The Descent from the Cross, 1611. Wikimedia Commons. · PD
キリスト降架
作品情報
ストーリー
キリスト降架、1612年ごろ。ルーベンスがアントウェルペン大聖堂のために描いた大きな三連祭壇画の中央部だ。十字架から降ろされるキリストの体を、人々が白い布を使って支え下ろす。青ざめた亡骸が斜めに滑り落ち、それを受けとめる腕や布が対角線を作って画面を貫く。宗教改革に対抗するカトリック側が、信仰の感情に訴える壮麗な祭壇画を求めた時代の代表作だ。ルーベンスはイタリアで学んだ劇的な明暗と量感を、ここで存分に発揮した。今もアントウェルペンの聖母大聖堂にある。




