キリスト昇架

Peter Paul Rubens, The Elevation of the Cross, 1609. Wikimedia Commons. · PD

キリスト昇架


作品情報

制作年
1610
技法
板に油彩
種類
絵画
寸法
460 × 640 cm

ストーリー

1608年、ルーベンスは8年に及ぶイタリア修業を終え、故郷アントウェルペンへ戻った。この三連の祭壇画は、その直後に町の教会のために描かれたものだ。中央では、屈強な男たちが総がかりで、キリストを釘づけにした十字架を斜めに引き起こそうとしている。筋肉は張りつめ、体は大きく傾き、画面全体が力のこもった一つの動きになっている。当時のフランドルは、かつての偶像破壊の嵐を経て、カトリックの信仰と壮麗な聖画を取り戻そうとしていた。ルーベンスがイタリアで学んだ劇的な明暗と力強い肉体が、その気運にぴたりと合った。左下では犬までもが身をよじり、緊張は画面の隅々にまで及んでいる。

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