
Rembrandt, Saul and David, 1650. Wikimedia Commons. · PD
サウルとダビデ
作品情報
ストーリー
この絵は長いあいだ、本当にレンブラントの手によるものか疑われてきた。1960年代には権威とされた研究者ホルスト・ヘルソンが真筆から外し、工房作とみなした。しかしマウリッツハイス美術館による八年におよぶ調査と修復の末、2015年にあらためてレンブラント本人の作と認められた。制作は一度ではなく、1651年から54年ごろと、1655年から58年ごろの二段階に分けて進められたこともわかっている。描かれているのは、若きダビデの奏でる竪琴に耳を傾ける老王サウルである。サウルは重い緞帳を手に取り、その端で目もとの涙をぬぐっている。画布はかつて切り分けられ、のちに継ぎ合わされており、それが長く疑いの一因となっていた。




