
Amedeo Modigliani · PD
座る裸婦
作品情報
ストーリー
1917年、パリで開かれたモディリアーニの個展は、開幕早々に警察の命令で閉じられた。店先に飾られた裸婦像が、風紀を乱すとみなされたのである。この「坐る裸婦」も、そうした一連の裸体画に連なる一枚だ。西洋絵画が繰り返し描いてきた横たわるヴィーナスの伝統を下敷きにしながら、モディリアーニはそれを大胆に単純化した。細く引き伸ばされた首、面のように整えられた顔、瞳のないアーモンド形の目。彫刻やアフリカの仮面から学んだ形が、そのまま生きている。画家はこの三年後、35歳の若さで貧しいまま世を去った。




