自画像

自画像


作品情報

制作年
1606
技法
油彩

ストーリー

この顔が描かれたのは1606年10月、クリストファノ・アッローリが29歳ほどの若者で、すでにフィレンツェで名を上げつつあった頃だ。当時この街の絵画は、前の世代の冷たい技巧から離れ、より温かく直截なものへと向かっていた。アッローリは宗教画も肖像画も手がけ、ふだん依頼主の似姿に注いだ入念さを、ここでは自分自身に向けている。彼がこれを描いたとき、そのために描くべき自画像の画廊はまだ存在しなかった。メディチ家の収集はその世紀の後半、ヨーロッパ各地からこうした顔を集めたレオポルド・デ・メディチ枢機卿のもとで形づくられ、アッローリの一点もそのなかに迎えられた。彼は気取らずこちらを見ている。大人物というより仕事中の画家であり、ある一年のある一月という日付をもつ。

全カタログがアプリにやってきます。いちばんに。