自画像

自画像


作品情報

制作年
1525
技法
油彩

ストーリー

ウフィツィ美術館には、こちらを見つめる画家たちの自画像がずらりと並ぶ一室がある。メディチ家が17世紀から集めてきた、画家自身の顔だ。白い布を頭に巻いた髭の男を描いたこの小さな絵は、1682年にその収集品へ加わった。その頃にはすでに、新しい額に合わせて四方すべてが継ぎ足されていた。目録にはベッカフーミの自画像とある。ただし、知っておきたい点がある。このシエナの画家の肖像はほかに一枚も残っておらず、顔を照らし合わせる手がかりがない。そのため一部の研究者は、これは自画像ではなく、別の男の肖像のための習作かもしれないと見ている。紙に描いてのちに板へ貼られたもので、高さはわずか32センチ。褐色を背に黄土色の肌が置かれ、素早い光のきらめきが襟と頭布の襞を照らしている。

アプリには数千の物語。