自画像

自画像


作品情報

アーティスト
カルロ・ドルチ
制作年
1674
技法
油彩

ストーリー

1660年代からメディチ家はフィレンツェで画家たちの自画像のコレクションを集め、イタリア各地やその外の画家にも自らの肖像を送るよう求めていた。ドルチがこの絵を描いたのは1674年、58歳のときで、まさにそのコレクションのためだった。彼は自分を二度描いている。地味な仕事着で筆を手にした本人と、その手が掲げる同じ顔の素描で、二つの画面から同時にこちらを見つめる。かけているのは眼鏡で、生涯をかけて絵をほとんど琺瑯のような滑らかさに仕上げてきた目が、いまや間近の仕事を助けなしには見られなくなっていたことを物語る。

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