
自画像
作品情報
ストーリー
右下の石の縁には、ラテン語で「自ら描いた」と記した署名と、1739年の年記があります。それでも1972年12月、ロンドンの競売では、この絵は作者名のない18世紀オランダ派の作品として売られました。翌年、アムステルダム国立美術館が画商から購入しています。この自画像には何重もの仕掛けがあります。金色の楕円の枠の中に画家の顔があり、美術館はこれを鏡と説明しています。その枠に重たいカーテンが半分かかり、手前の石の台にはパレットと絵筆、青い紙に描いた素描が置かれて、こちらへせり出してくるようです。首元の白い胸飾りについて、美術館は白い絵具のひと筆だけで描かれていると指摘しています。


