
自画像
作品情報
ストーリー
ファン・トローストウェイクは、アトリエの簡素な木の椅子に横向きに腰かけ、こちらを振り返っています。髪は乱れ、首には白いクラヴァットを巻いています。手にはパレット、ひと束の絵筆、そして画家が手首を支えるのに使う長い棒、腕鎮を持っています。画面の端には、画架に載ったカンヴァスの縁がのぞいています。背後の戸棚の上には古代彫刻の石膏像が並んでいます。画家の修業で昔から手本とされてきたものです。開いた扉の向こうには、明るい隣の部屋が見えます。アムステルダム国立美術館はこの絵を1809年頃の作としています。紙に油彩で軽やかに描かれ、のちに厚紙と板に貼られました。自画像は1987年まで画家の一族のもとにあり、その年に美術館へ寄託され、翌年に購入されました。

