ゴーギャンの肖像を背景とした自画像

Émile Bernard · PD

ゴーギャンの肖像を背景とした自画像


作品情報

制作年
1888
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
46 × 56 cm

ストーリー

1888年9月、南仏アルルにいたゴッホは、ブルターニュのポン=タヴァンで一緒に制作していたゴーギャンとベルナールに手紙を書き、互いの肖像を描いて送ってほしい、代わりに自分の絵を送ると頼みました。当時20歳のベルナールは、年上のゴーギャンを描くことにしり込みします。結局ふたりとも自画像を描き、相手の顔を背後の壁に小さく添えるかたちになりました。この絵では、青い壁にゴーギャンがざっと描きとめられ、右下には歌川広重の浮世絵がのぞいています。ベルナールは薄めた濃い青で下描きをし、絵具が乾かないうちに太い輪郭線を引いていて、ずいぶん速く仕上げたことがわかります。10月の初めに作品がアルルに届くと、ゴッホは弟テオへの手紙で、画家の着想にすぎず、ざっとした色調と黒っぽい線がいくつかあるだけだが、本物の、本物のマネのように粋だ、と書きました。献辞はフランス語で「友だちのヴァンサンへ」という意味ですが、「友だち」のつづりにわざと g を一文字足して、プロヴァンスの訛りをからかっています。

すべてポケットの中に。アプリを入手。